日経平均の過去4つの暴落と現在の下落を比較し、暴落局面ごとの下落幅と高値回復日を整理する。1989年バブルからの回復には約34年、ITバブルは約15年、世界金融危機は約7年7カ月、コロナショックは約9カ月半で回復したという事例を基に、現在の下落がどのような状況かを整理する。現時点の下落は10月高値比で−11.3%。今後は三つのシナリオが提示されている。
過去4つの暴落事例を、下落幅と回復日を基準に日経平均の動きを比較する。1989年バブル崩壊時は下落幅約63.2%、ITバブル崩壊時は約63.5%、世界金融危機時は約61.4%、コロナショック時は約31.3%とされている。回復日については、それぞれ高値を終値で初めて上回る日を採用する。
日本のバブル高値は1989年12月29日、終値は約3万8915円から1992年8月18日には約1万4309円へ下落した。回復は2024年2月22日で、高値から約34年2カ月を要した。ITバブルの高値は2000年4月12日、回復は2015年6月24日で高値から約15年2カ月。世界金融危機は2007年7月9日の水準から、回復は2015年2月19日で約7年7カ月を要した。コロナショックは2020年1月高値から3月19日には約31.3%下落、回復は同年11月5日で約9カ月半だった。
直近の状況として、10月6日終値と10月23日終値の比較は7万683円9800円→6万2693円116円、約11.3%の下落となっている。最高値比での下落ではなく、直近の終値ベースの変動である点に留意する。今後の見通しは、決算・政策の動向次第という3つのケースで整理される。