オムロンは長期ビジョンSF2030の下、デバイス+データ活用の新事業へ転換を進める。現場の基本動作を徹底する凡事徹底を軸に、人事施策の3つの柱を掲げた。
オムロンは長期ビジョンSF2030を掲げ、2030年に向けてビジネスモデルを「モノ」から「モノ+サービス」へ転換する方針を示した。デバイスから得られるデータを活用し、新規事業の展開を図る狙いが語られている。AIの進化を受け、業務プロセスの変革にも取り組む考えが述べられている。
構造改革を進めるうえで「凡事徹底」が重要とされ、原理原則を整理し基本動作を徹底することで挑戦を可能にするという考え方が示された。人事領域では3つの柱として人財ポートフォリオの最適化、経営人財の輩出、評価・処遇のメリハリを挙げ、それを着実に実行する方針が説明された。
今後求められる意識・行動として主体者意識、基礎的なビジネススキルの自学、Try&Learnの3要素が挙げられ、マネジャーの影響力を高めるために「問う力」の重要性が強調された。心理的安全性を土台に対話と問いを機能させる取り組みも紹介されている。
AI活用の現状と今後の役割にも触れられ、データ活用と洞察力を軸に人事部の戦略実行が求められている。10年後を見据えた人事の姿として、戦略と実行の連結、成果の測定の工夫、ソフト能力の重視といった要素が語られた。
全体として、オムロンの人事は長期戦略に沿い、組織全体の実行力を高めるための具体策とリーダーシップの在り方を示している。