小泉進次郎防衛相の靖国神社参拝をめぐり、日韓の防衛協力に影響が出る懸念が防衛省で高まっている。韓国側の反応を警戒する声が出ている。
6月28日にソウルの韓国国防省で握手した小泉防衛相と韓国防相の様子などを背景に、靖国神参拝の実施を受けて日韓防衛協力への影響を懸念する声が出ている。日韓関係は元徴用工訴訟問題や自衛隊機への火器管制レーダー照射問題で冷え込んでいたが、交流再開の機運が生まれていた。
本文は、2018年に最高裁が日本企業に賠償を命じた訴訟判決や同年の韓国海軍艦による照射事件など、日韓関係の悪化要因を概観しつつ、防衛当局間の交流再開の流れと、再発防止に向けた協力の動きが進んできたことを整理している。
そのうえで、小泉氏が就任後も安氏と会談を重ね、今年6月には日本の防衛装備品輸出ルール緩和を踏まえ防衛装備協力について議論を進める方針で合意したことが挙げられている。今後の韓国側の反応次第で、防衛分野を含む日韓関係の正常化推進の観点に影響が出る可能性がある。