SanDiskと合弁パートナーのキオクシアが、日本のNAND工場へ2032年までに310億ドル超の投資を計画している。投資は主に合弁事業を通じて実行され、2026年度の現金支出は控えめだが、データセンター需要の成長と新世代フラッシュBiCS10の生産拡大を見込む。
SanDiskとキオクシアは、2026年8月27日に日本のNAND工場に対して2032年までに310億ドル超を投資する計画を発表した。投資は主に合弁事業体Flash Venturesを通じて実行され、両社の過去25年間の日本投資の総額の約60%に相当する。SanDiskの負担は出資と設備投資として処理され、政府の支援が条件となる可能性がある。
8月13日のIRでCTOのアルペル・イルクバーハルは、より少ない支出で成長を追求する方針を示し、過去5年間の業界比較では資本支出の比率が低位に留まっていると説明した。2026年度のSanDiskの有形固定資産購入額は1770万ドル、売上高は202億5000万ドル、四半期ベースの見通しは103億〜108億ドルとされる。これらは資本集約度を抑えつつ、大規模投資を正当化する構造だ。
投資の核は、BiCS10の生産拡大と北上工場の新設設備への資金投入である。BiCS10はBiCS8比でウェーハあたりのビットを約65%多く搭載できるとされ、データセンター向けの需要を取り込む狙いがある。投資計画には約113億ドルが充当され、両社が共同開発した新技術が中心となる見込みだ。