九州の鍋物調味料市場ではストレート品が依然大きな売場を占める一方、個食タイプの拡大も進んでいる。九州メーカーは全国展開や新設備投資のハードルが高く、売場確保が課題となっている。
九州の鍋物調味料市場ではストレート商品が売場で大きなスペースを占め続けている。一方で個食タイプの拡がりも堅調で、持ち帰りの負担を避けたい消費者のニーズに対応する動きが見られる。九州メーカーは全国メーカーと比べて個食タイプの量産・導入を容易に進められず、場合によっては新たな設備投資が必要になるケースもある。
「鍋物調味料特集」では各社の動向が紹介され、鍋つゆの定番化や新たな提案が取り上げられている。今冬の鍋商戦は秋以降、TV露出のある製品や期間限定の新商品などを通じて市場を牽引しているとされ、地域の特色を活かした商品展開が進んでいる。
ダイショーは第1回全国鍋総選挙の開催を背景に、昨季の鍋物調味料の売上が前年を上回る水準を維持したとされる。全国各社の動向として、キムチ鍋やつゆの改良、個食タイプの強化など、地域性を活かした商品戦略が取り上げられている。
九州の鍋スープ企業としてダイショー以外にもニビシ醤油、チョーコー醤油、マルタイ、マルヱ醤油、宮島醤油、富士甚醤油、シマヤ、味の素、キッコーマン食品、ヤマサ醤油、ヒガシマル醤油などの動向が紹介され、各社が鍋つゆのラインアップ拡充やパッケージ刷新、海外展開、季節商品の安定供給を図っている。