DENAGREENはデンプン由来の吸水材で、紙おむつを資源として循環させる新しい取り組みだ。海水中での分解が進むとの試験結果も伝えられている。
日本で年間約235万トンの紙おむつが捨てられ、そのうち約7割が成人用であるとされる。紙おむつは水分を含み燃えにくく、焼却時の燃料消費が大きいという課題が指摘されている。
ナガセケムテックスは、デンプンを主原料とする吸水材「DENAGREEN」を開発し、2020年には長瀬産業・林原と共同開発契約を締結。2023年に吸水材としての開発成功を公表した。
DENAGREENは吸水量が自重の数百倍に達し、約半年で7割以上が微生物の力で自然に還るとされる。さらに海水中で180日間に90%以上が分解するタイプも第三者機関の試験で確認された。
現在は国内サニタリーブランドの軽度尿ケア用パッドへの吸水材として採用されている。今後は使用済み紙おむつの回収・洗浄・再利用を視野に資源循環型社会の構築を目指す。