中部電力が日本マイクロソフトと業務提携を発表。AIと自動化ロボットで電気工事の一部を代替し、省人化と作業効率化を進める計画。高所作業の感電リスク低減や営農型太陽光の開発支援にもAIを活用する。
中部電力は日本マイクロソフトと業務提携を発表し、電気工事の作業の一部をAIと自動化ロボットで置き換える取り組みを進める。27年度までに感電防止器具の着脱を自動化し、30年度には電線の切断や接続にも対応する予定で、電力業界の人手不足対策が目的に挙げられている。
具体的には高所作業車に搭載した機械をロボットが自律的に動かす「フィジカルAI」を活用し、感電の危険が伴う作業の省人化を図る。これにより現場の安全性を高めるとともに、作業効率の向上を目指す。
営農型太陽光発電の開発支援にもAIを活用する。既存施設の気候・発電量・収穫量データを学習させて、他の土地でのシミュレーションを可能にし、開発時のコンサルティングにも役立てる。
併せて省エネシステムの開発や事務作業の効率化にも取り組む。AI需要の拡大と脱炭素の追風を背景に、発電所などの新設が進む中での人手不足対策として提携効果が期待されている。