鋭澤は上半期時点の受注残が30億台湾ドルに達し過去最高を更新。日米の大型案件は下期から順次、実行と売上計上段階に入る見通しで、海外展開の規模の経済効果が徐々に現れるとされている。
高科技工場向けガス供給システムを手掛ける鋭澤は、今年上半期の受注残が30億台湾ドルに迫り過去最高を更新した。日米の大型案件が下期から順次実行・売上計上段階に入る見込みで、海外展開の規模の経済効果が徐々に顕在化するとされる。
海外市場では大型案件や一括請負方式の発注が中心となっており、同社はグループのリソースを統合してエンジニアリング設計、ファシリティ構築、プロセス供給システム、プロジェクト管理、現地サプライチェーンを連携させることで大型案件の受注競争力を高めている。
世界的な半導体拡張サイクルを捉えるべく、鋭澤は日本・米国の海外法人の運営・人材・現地サプライチェーンの構築へ投資を積極化している。海外案件は台湾本業より規模が大きい傾向だが、初期費用を相殺し財務の健全性を維持する方針。
世界の半導体産業の投資拡大は同社の成長を支える要因として位置づけられ、グリーンプロセス装置のECDとPCDは3Qに大手メモリメーカーでのテスト開始を予定。検証が順調なら導入拡大と受注獲得が進む可能性がある。