HSBCは英国のウェルス・マネジメント部門でファイナンシャル・アドバイザーを約7割削減する方針を検討しており、AIの導入で富裕層向けサービスの効率化を図る。対象従業員は10月末までに退職する見通しとの報道もある。
HSBCホールディングスは英国のウェルス・マネジメント部門における大規模な人員削減を計画していると報じられた。削減規模はファイナンシャル・アドバイザーを約7割、管理職・専門職を約半数に及ぶ可能性があるとされ、AI導入を加速するためのリソース確保が狙いと伝えられている。
英フィナンシャル・タイムズの報道によれば、削減はすでに従業員との協議プロセスに入り、対象となる従業員は10月末までに退職する見通し。関係者は「規模が大きく、範囲も広い」と表現し、ほぼ全チームが影響を受けると述べた。
HSBCは英国ウェルス・マネジメント部門の具体的な従業員数を公表していないが、各地に数百人の顧客担当マネジャーがいるとされ、削減は部門全体に及ぶ見通し。削減幅は70%近く、管理職・専門職は約半数が影響を受けると報じられている。
同社はデジタル商品・サービスの拡充を通じて顧客ニーズに応える姿勢を強調しており、AIによる意思決定支援が対面サービスの負担軽減と高度化につながるとの見方が市場には広がっている。