IKKA-KYはグループ会社の毅金精密の株式20.85%を34.17台湾ドルで取得することで、総額が1.35億台湾ドルを超えない範囲の出資を決定した。日本の人型ロボット国家プロジェクト参入機会を見据え、重要部品のサプライチェーンを先行確保する狙いが市場で注目されている。
能率集団傘下の自動車部品大手であるIKKA-KYは、関係会社の毅金精密の株式20.85%を1株34.17台湾ドルで取得する取締役会決議を公表した。取引総額は1.35億台湾ドルを超えない範囲とされ、財務資源の統合を進める一環として位置づけられている。
同日、IKKA-KYは2026年上半期の決算を公表。連結売上高は15.73億台湾ドル、税引後純利益は3063.3万台湾ドル、1株当たり利益は0.84台湾ドルとなり、現金配当として1株3台湾ドルを決議した。現時点の株価を前提とすると配当利回りは約4.98%となる。
今回の出資先である毅金精密は能率創新の100%子会社で、電動工具用ギアボックスの長年の生産実績を有し、ロボットアームや粉末金属分野にも展開している。IKKA-KYは金属歯車・プラスチック歯車・ロボット組立の包括的な布陣を構築し、車部品製造能力をロボットの関節や駆動装置、減速機関連へ拡張することを目指す。
技術面ではIKKA-KYのプラスチック射出成形と歯車技術と、毅金精密の金属歯車製造・組立技術の組み合わせにより、中低荷重の歯車や補助伝動機構への適用を想定。PBTを活用した部品がロボット応用の要件に対応することで、双方の技術の相互補完が強調されている。