日米株価の34年の動きを対比し、日本株の長期回復と投資マインドの世代交代を、数値情報を基に整理する。若い世代の実感と過去を知る人の減少がもたらす社会通念の変化にも触れる。
日本の株価は1980年代後半のバブル崩壊をきっかけに長期低迷を経験してきた。かつては「株は持てば上がる」という考えが強かったが、実際には長期間の回復を経て現在の水準へと至っている。記事は、この考え方がどの程度現実と乖離してきたのかを背景とともに検証する。若い世代の投資観は、過去の経験の継承が薄まるほど変化すると指摘されている。
日米の株価を1986年を100とした基準で比較すると、米国株は長期的に右肩上がりで成長してきたのに対し、日本株は大幅に抑制された動きとなっている。2026年9月末時点でS&P500は約31.6倍、日経平均は約3.6倍にとどまっている。米国はITバブル崩壊やリーマンショックなどの局面を経ても回復してきたが、日本は1989年のピーク208を経て長期低迷から抜け出せていない。