ポルシェが保有するブガッティ・リマックの株式を全て売却し、リマック創設者マテ・リマックがブガッティの新社長に就任する。これに伴い、株主構成の大きな再編と経営陣の刷新が進む。要点をまとめると、取引完了と経営体制の変化が同時に発表された形である。
2026年9月9日、ポルシェAGはブガッテイ・リマックとリマック・グループの株式を獲得していた株主をコンソーシアムに移し、規制当局の承認を得て売却を完了した。これによりポルシェは約10億ユーロの売却益を得て、うち2億5000万ユーロを年金債務の積み立てに充てるとしている。
新たな株主構成の主導としてHOFキャピタルが中心となるコンソーシアムが形成され、最大の投資家であるブルーファイブ・キャピタルを含む米欧の機関投資家が参加する。ポルシェは財務関係を解消する一方、ブガッティ・リマックは新株主構成の下で長期戦略の推進を続ける。
リマック・グループ創業者のマテ・リマックはブガッティ・オトモビルの新社長に就任する。これに伴い、クリストフ・ピオションはブガッティ・オトモビルの社長とブガッティ・リマックのCOOを退任し、マテ・リマックが社長、マルコ・ブルクリャチッチがCOOとして経営陣に加わる。
マテ・リマックはポルシェとHOFキャピタルとの取引完了を喜ぶとともに、今後は新体制でブランドの未来戦略を推進していく意向を示した。