日銀の政策金利引き上げと円安の継続が、アドバンテストの資金調達コストや売上成長見通し、さらに今後の生産能力拡大計画にどう影響するかをめぐる解説がまとめられている。2026年末までの生産能力拡大と、2029年の業績見通しが主な焦点だ。
日銀は政策金利を1.25%へ引き上げ、円安は依然として続いている。これにより資金調達コストや為替変動が企業の投資論旨に影響を与える可能性があるとされる。
アドバンテストはAI関連や先端ノード向けテスターを主軸とする生産能力拡大計画を掲げ、2026年までに60〜70%の生産能力拡大を見込んでいる。一方、需要の前倒しや2025年度下半の需要調整期間が実際の業績に影響を及ぼす可能性がある。
アナリスト予想では、2029年までに売上高は2,347.7億円、利益は8,380億円に達すると見込まれており、現在の株価に対して約20%程度の上昇余地が示唆されている。ただし市場の期待が調整されればこの余地は縮小する可能性がある。
他方、為替リスクを要因とみる見方もあり、2029年までの楽観的な売上・利益予測は金利と為替の変動前に出されたものとして見直しが入る可能性がある。公正価値推定値の別ルートでは最大で株価上昇余地が31%との見方もある。