混迷相場の中、来年に節目を迎える老舗企業群が変化へ対応力を高めている。JTCと呼ばれる日本の伝統企業の長所と今後の成長可能性を取り上げる。
日本の老舗企業は長年の信頼関係と無形資産を強みに、AIブームの波を乗り越えつつ成長を続けている。来年は創業100年超えや100周年を迎える企業が複数あり、記念サイトの設置や特集露出を通じて歴史と事業の発展をアピールしている。
銘柄別にはUBEが来年創業130周年、日清紡ホールディングスは120周年、信越化学工業は創業100周年をそれぞれ節目として迎える見込みである。中国塗料は設立110周年を迎える予定で、造船需要の拡大に伴う船底防汚塗料の供給などで業績の追い風が見込まれている。
カナデンは来年120周年、河合楽器製作所は来年100周年となり、各社とも長年の歴史を背景に防衛・医療・介護など成長領域への展開や株主還元の強化を進める方針を示している。創業期から培った人材育成やブランド力を活かし、安定志向の高い国内市場での存在感を維持する動きが続く。
株探はこのような節目企業を中心に、今後も持続的成長が期待できる有望銘柄を取り上げていく方針で、記念事業や露出の動向にも注目している。