アイサンテクノロジーの株価が年初来高値を更新。ティアフォー株157万5,000株の保有を背景に、同社の資産価値が市場で正しく評価されているか注目されている。
2026年8月28日、アイサンテクノロジーの株価は一時2,700円まで上昇し年初来高値をつけ、終値は2,661円だった。背景には3次元点群技術の特許取得公表と、自動運転関連株への資金流入があると見られる。
アイサンは自動運転ソフトウェア企業ティアフォーの株式を157万5,000株保有しており、8月28日のティアフォー終値1,999円で換算すると時価は約31.5億円となる。アイサンの8月末の株価と発行済株式数から推計した同社の時価総額は約147.7億円で、持分はその約2割強に相当する見込みだ。
「3.42%」という保有比率は、IPO時点の株式数と比較して正確ではなく、目論見書の潜在株式を含めた比率は3.0%とされている。現状の比率は、上場後の発行済株式数を約6,352万株と仮定した場合約2.48%となり得る。
最大のリスクは、ティアフォー株が換金資産としてだけでなく事業上の重要なパートナーへの戦略投資としての性格を持つ点と、アイサン自身の不正取引を含む2026年の社内トラブルに伴う決算遅延リスクである。