伊藤ハム米久ホールディングスが2027年3月期第2四半期の決算短信を公表した。国内の販売数量が減少する一方で、海外事業の拡大と買収を進める計画が示された。
伊藤ハム米久ホールディングスは、2027年3月期の第2四半期決算短信(連結)を公表した。中間期の業績では、売上高が前年同期比で0.6%減少し、営業利益は前年比で12.1%減となった。国内の販売数量減少を価格転嫁のみで補完できないとの指摘があり、収益力の回復には市場全体の需要動向と品揃えの改善が必要とされている。
同社はGreenleaの買収など海外拡大を進める方針を示しており、通期の予想を見直す。通期予想として売上高を800億円、営業利益を10億円上積みする一方で、経常利益を5億円引き下げる計画が示され、買収資金の負担と国内の省人化・生産性向上投資の両立が課題として挙げられている。海外展開と国内の収益構造改革を同時に進めることが焦点となる。
市場関係者のコメントでは、国内販売数量の下落は価格転嫁と数量のバランスに関する要因の複雑さを反映すると指摘されている。今後は売れ筋商品の強化や生産・物流の効率化、ブランド力を活かした高付加価値商品の拡販などを通じて収益改善を図るべきだとの意見がある。