中国の家電大手ハイアールは日本市場を重点攻略の対象と位置づけ、東京・台東区で販売店向けショールームの開設準備を進める。今後はファミリー層にも焦点を当てる方針で、現地モデルの展開を検討している。
中国の家電メーカー・ハイアールジャパンセールスは東京都台東区で販売店向けのショールームを開く準備を進めており、冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機、エアコンなどを展示する見込みだ。これまで主に単身者やカップル向けの小型・中型製品が中心だったが、今後はファミリー層に対する訴求を強化する。
同社の松田完一・東京支店マーケティング部長は「日本は重点的に攻略すべき市場」と語り、日本市場での導入戦略や現地モデルの展開についても触れた。一方、日本市場では指定価格の導入が大手企業の苦肉の策と見られているとの指摘もある。
ハイアールは日本では導入を考えておらず、世界市場では大型家電の市場シェアで17年連続トップと自らの立場を主張する。日本向けにはグローバルモデルを転用するほか、専用モデルも一部用意している。日本の人件費は他地域と大差ないが、材料コストなどの優位性を背景に規模の利益を追求しているとの見方だ。
日本国内における家電量販店での存在感低下が指摘されており、今後も中国勢と地元ブランドの2強体制が続く可能性がある。