今週の日経平均株価は急落して週間で約5%安となった。TOPIXは0.95%安と底堅さを示す場面もあり、騰落レシオは上昇した。AI関連株の大幅調整など市場の波乱が続く。
今週は日経平均が大きく下落し、1日で約3651円安を記録する場面もあった。背景には中国の反動体競争激化や米国のインフレ警戒感が重しとなり、半導体関連株を中心に売りが広がった。特に反動体関連株の急落が日経平均を押し下げ、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクグループといった主要ハイテク株の下落が目立った。
市場の一部では日経平均の下落が続く一方、TOPIXは意外にも底堅い動きを示し、買われた銘柄として海運・鉄鋼・素材、銀行・保険・証券など幅広いセクターが挙げられた。米国CPIの発表後の市場反応で下落が先行したが、翌日には日経平均が大幅下落を補う動きも見られ、相場の基盤は崩れていないとの見方もあった。到落レシオは上昇しており、値上がり銘柄の比率が相対的に高まる局面を示した。
来週は国内外の決算発表を控え、市場の転換点を探る動きが強まる見込み。注目銘柄としてアニコムホールディングスと連合のダンボール最大手が挙げられ、いずれも決算や価格改定の影響が焦点となる見通し。米国市場ではメタプラットフォームズなどの決算とディスコの決算発表が予定され、マクロ指標として9月の全国消費者物価指数にも注目が集まる。