ABEJAが防衛装備庁とVLAOps運用基盤検討を開始。視覚言語行動モデルの検証と、オフロードUGVの自律走行実現に向けた基盤要件の整理を進める。
株式会社ABEJAは2026年9月15日、防衛装備庁・陸上装備研究所と「視覚言語行動モデルの検証及び運用基盤検討役務」の契約を締結した。目的は、オフロード環境における無人地上車両の自律走行実現に向けた、最新AIモデルの検証とそれを継続的に運用・改善する基盤を構築することである。
契約の核心は、視覚情報と自然言語指示を統合して行動を決定するVLAモデルの検証と、同モデルを継続的に管理・改善するための実務体系「VLAOps」の要件整理だ。ABEJAは過去にも同庁と検証役務を締結しており、今回は適用可能性の検討と追加学習、運用体制の整備を推進する。
納期は2027年3月26日を予定しており、作業報告書の作成や報告会の実施も含まれる。オフロード環境でのUGV自律走行に向けた実運用実現を視野に、現場の運用性と安全性を重視した検証・改善を進める計画だ。
ABEJAは自社プラットフォーム「ABEJA Platform」を軸に、PoCだけでなく現場運用を前提としたゼロPoCを推進しており、ミッションクリティカルな防衛分野で人間とAIの協調を前提とした“Human in the Loop”の設計を重視する。今後は現場適用の実装を加速させ、フィジカルAIの実用化を広範な産業へ波及させることが期待されている。