エアロセンスはザンビア共和国とコンゴ民主共和国のカッパーベルト地域で、国産固定翼VTOLドローンによる鉱山遠隔監視の実証を進める。2026年11月の飛行実証と、政府機関への映像配信が計画されている。
エアロセンスが実施する実証事業は、経済産業省の補助金(令和7年度補正グローバルサウス関連の小規模実証・FS事業)に採択されたもので、ザンビアとコンゴ民主共和国のカッパーベルト地区を対象とする。事業の目的は、銅・コバルトといった重要鉱物のサプライチェーンの透明性と安定供給を進めるため、固定翼VTOLドローンを用いた遠隔監視の有効性と事業化可能性を検証することにある。
現地では高解像度・赤外線カメラを活用した映像データの取得と、LTE経由で首都ルサカの政府機関へリアルタイム映像を提供する体制を整える。さらに測量用センサーやLiDAR、マルチスペクトルカメラで地形・環境データを取得し、将来的な環境監視や資源探査への応用を検討する。
治安リスクに対応するため、任意の場所へ移動・展開可能な自動着陸ポートの要件定義を進め、本格的な事業化に向けた検討を継続する。2026年12月にはAfrica Transport Forum 2026で成果を発表し、現地の政府関係者や民間企業とのネットワーク構築と事業化を推進する予定だ。