Mattermostは国内ソブリンクラウド基盤「Oracle Alloy」上で、NRIの統制下におけるセキュア・コラボレーション基盤「Mattermost SME」の提供を開始する。日本市場向けにデータ主権を前提とした運用を想定している。
Mattermost Japanは、野村総合研究所(NRI)が国内データセンターで運用するOracle Alloy上において、Mattermostのセキュア・コラボレーション基盤「Mattermost Sovereign Mission Environment(SME)」の提供に向けた取り組みを開始すると発表した。日本オラクルの協力を得て、国内データ管理・運用統制の要件を満たす環境でAI機能と組み合わせた活用を目指す。
背景として、地政学リスクの高まりやデータの主権性確保の要請があり、日本では防衛・金融・公共・製造・重要インフラ分野を中心にソブリンクラウド・AI活用基盤の需要が高まっている。NRIはOracle Alloyを国内初で稼働させ、OCIのAI・クラウドサービスを自社統制下で運用する体制を整えている。
本取り組みの価値として、国内統制環境でのAI活用を実現しつつ、金融統制・経済安全保障・防衛DXへの対応を統合的に支援する点が挙げられる。運用・セキュリティを組み合わせ、公共・安全保障分野を含む組織でのMattermost利用実績を国内データセンター内に閉じた形で提供する。
今後はSMEのAIエージェント機能の提供や金融機関向けAI基盤との連携、エアギャップ環境の整備、重要インフラ向けのセキュリティ支援とDevSecOpsソリューションの展開、国内パートナー認定などの拡充を順次検討する。