市場はAI関連銘柄の牽引で日経平均が史上最高値を更新する動きを見込む。企業業績改善を背景に、年末に7万3000円超えを目指す展望が伝えられている。
日本の株式市場はAI半導体関連銘柄の牽引で、日経平均が6月末に史上最高値の7万2831円を付けた。しかし、その後は米テックの需給悪化懸念や日米金利上昇を背景に上値の重い展開が続いた。8月下旬にはFRBの利上げ観測が強まり、日経は一段の下落局面を見せた。これにより市場全体で財源なき消費減税などの財政拡張の懸念が長期金利の上昇を招いたとの見方があった。
ただし市場関係者の間では、日本企業の業績好調が下期の反転を支えるとの見方が根強く、2027年3月期の純利益は前期比14%増と6年連続で最高水準になる見通しとの集計が示された。マネックス証券の広木隆氏は、デフレ脱却とインフレ定着で利益率が改善すると説明する。また、金利上昇と株高が共存する構造が定着しているとの見方が示された。
市場関係者は、11月の中間決算の好業績と米中間選挙の結果を市場が織り込めば、日経平均は年末にかけて7万3000円の新高値を目指す展開になると見ている。