建設省はタインホア省のタインソンセメント工場計画の中止を首相に勧告する方針を示し、地方当局には資本と権利を守りつつ計画を終了する手続きを進めるよう指示することに合意した。
長年遅延が続くタインソンセメント工場計画について、建設省は首相に中止を勧告する方針を提示し、地方政府に対して投資資本と企業権利を確保した上で計画を終結させる手続きの実施を求めるとされた。プロジェクトは2011年の承認以降、2015年以降の延期を経て、複数回にわたり方針変更が繰り返されている。
プロジェクトの基本情報として、タインホア省ゴックラック地区に位置し、年間91万トンのセメント生産能力を想定した1ライン構成の計画だったことが記されている。これまでの土地リースや初期投資証明の交付もあったが、資金調達の難航により実施は遅延していた。
最新の報告では、境界が国防施設の安全区域にあり、原材料の採掘地が採掘禁止区域にも位置するほか、周辺5村の715世帯が環境や健康への影響を懸念して反対しているとされる。こうした複合的な要因から、計画の継続は困難との認識が示されている。
財務省を中心に関係機関が連携して、投資法に基づきタインホア省人民委員会が事業中止を指導する案が提案され、首相へ中止の原則合意を勧告する見通しとなっている。