M&A買い手特化で成長するBysideが、2022年の創業から600社超の買い手ネットワークを築き、上場を視野に海外進出支援を含む総合コンサルへと事業拡大を目指している。
M&A業界で買い手探しに特化するByside株式会社は、創業から現在まで売り手を探さず買い手側の探索と支援に注力する独自モデルを展開してきた。協業モデルを採用し、仲間として提携するM&A事業者は現在600社に達し、買い手候補との接点を広く持つことで、規模や業種に応じたマッチングを素早く進められる体制を整えた。
同社の実績として、案件規模が数億円〜10億円程度の中堅クラスで、他社が1年以上かかる案件が同社相談後1週間程度でマッチングし成約に至るケースがあるほか、1件の案件につき1,000社超の買い手候補への提案実現を目指すネットワークの強さが挙げられる。創業者の川畑氏は、幼少期の性格特性を組織運営の強みと捉え、買い手・売り手・パートナーの三方よしを追求する姿勢を強調する。
IPOを短期目標と位置付けつつ、海外企業や大企業との取引で世界基準の信用力を得ることを狙い、日本企業の海外進出を促すプラットフォームづくりを構想している。将来的には統合プロセスやブランディング、組織統合を一括支援する総合的コンサルティングファームを目指し、業界全体のイノベーションと日本経済活性化への寄与を狙う。
この取材では、川畑氏がM&A業界の課題と自社の解決策、組織づくりの方針、今後の成長戦略を語った。上場という区切りだけでなく、買い手ネットワークを核にした新たな成長モデルを提示する点が特徴として浮かぶ。