ノースロップ・グラマンが2026年度の売上高見通しを上方修正し、1株当たり利益の予想を引き上げた。これにより、直近の業績を支える大規模プログラムの進捗とコスト管理が焦点となる。
ノースロップ・グラマンは前四半期の売上高が111.2億米ドル、純利益が11.2億米ドルとなり、2026年の売上高見通しを437.5億~442.5億米ドルと再確認したうえで、1株当たり利益の予想を0.70米ドル上方修正した。これに伴い、企業コスト増加や支払利息の影響があったものの、セグメント業績の改善と税率の低下が押し上げ要因とされた。
長期的には、固定価格契約におけるコスト圧力の吸収可能性が示唆される一方で、高水準の設備投資と大規模米国防衛プログラムへの依存が中核的なリスクとして挙げられ、キャッシュフロー感応度も注目されている。発行済み株式数は今後3年間で年率0.46%減少見込みで、EPSの伸びに寄与する可能性がある。さらに市場環境では、株価評価の上限・下限が示されており、目標株価は636.0米ドル(2029年のEPS前提)、最高435?ではなく、最高815.0米ドル、最低430.0米ドルという幅が示唆されている。
コンセンサス予想では、2029年までの売上高が521億米ドル、利益が48億米ドル、EPSが34.03米ドルに達すると見込まれており、現状の株価水準を前提としたPERはやや高めの水準で評価されている。これらの数値は、今後の受注残の活用やプログラム立ち上げの進行次第で変動する可能性がある。