半導体試験装置大手アドバンテストが2027年3月期の通期予想を大幅に上方修正。AI向け高機能半導体需要の拡大を背景に売上・営業利益・純利益が大きく引き上げられ、翌日の相場は大幅上昇した。
半導体試験装置の大手・アドバンテストは2027年3月期の通期連結業績予想を大幅に引き上げた。AI向け高性能半導体市場の急速な成長を受け、主力のテストシステムへの需要が予想を上回るペースで拡大していることが要因として挙げられている。新たな予想では売上高が従来の1兆7140億円から1兆8630億円へ、営業利益が8460億円から9670億円へ、純利益が6600億円から7415億円へ増額された。
株式市場はこの決算と修正を受けて反応が極めて強く、10月29日の寄り付き後に株価は前日比2100円高の3万7030円まで急伸した。日経平均株価も同日大幅高で3日ぶりの上昇を支える原動力となった。
同社は業績好調を背景に自社株買いを最大1100万株、総額は2800億円と大型化する方針を示したほか、中間配当を29円から49円へ増配することを明らかにした。今後は光電融合技術への対応など次世代の検査装置開発が中長期の成長ドライバーとして期待されている。