日銀は金融政策決定会合で政策金利を1.25%へ引き上げ、3カ月ぶりの利上げを決定した。次回の利上げ時期は今冬になるとの見方が市場で浮上している。
日銀は18日の決定会合で政策金利を現行の1.0%から1.25%へ引き上げることを賛成多数で決定し、6回目の利上げとなった。賛成は総裁の植田和男氏を含む7人で、反対は審議委員の浅田統一郎氏と佐藤綾野氏の2人だった。利上げは3カ月ぶりで、1995年4月以来の高水準となる。
今回の利上げは中東情勢の混合や原油価格の高止まり、歴史的な円安による輸入物価上昇圧力を背景に、物価の上振れリスクを警戒して金融正常化のペースを加速させたとの見方が示された。市場では今後、消費者に近い分野への価格転嫁が本格化する可能性が指摘されている。
焦点は次の利上げ時期に移り、金融市場では今冬に再度利上げが行われるとの見方が浮上している。日銀はこれまで半年程度の間隔での利上げを想定していたが、今回の加速でペースが上方修正された形だ。
この日銀の決定は1995年4月以来となる高水準の金利水準を提示しており、今後の金融市場の動向や物価動向に市場参加者の注目が集まっている。