アマゾンのAWSは世界で年間約33兆円規模のAIデータセンター投資を進め、独自ASIC Trainiumの外販を拡大する一方、日本では5年間で約2兆2,600億円を投資して高密度AI基盤と電力・冷却インフラを整備する計画を公表した。
世界的にはアマゾンがAIデータセンター建設と独自半導体の垂直統合を同時進行で進め、グローバルの設備投資は年間約2,200億ドル(約33兆円)規模に達するとされる。超巨大クラスター「Project Rainier」の稼働や全米各地のメガサイト投資、電力確保の取り組みなどが同時に進行する。
独自ASICの開発はAnnapurna Labsを核に進み、Trainiumが学習・推論の双方を担う主力として位置づけられている。外販の拡大へ向けてAWS Neuronなどソフトウェアエコシステムの整備が進む一方、CUDA対応の差を埋める技術的課題も指摘されている。
日本関連の投資計画は総額2兆2,600億円で、2023年から2027年の5年間を通じて日本のクラウドインフラ強化を図る。次世代AIサーバーと独自ASICの大量配備、環境配慮型データセンターの新設、海底ケーブルを含むネットワーク拡張が柱となる。
電力確保は再エネPPAの拡大を含み、日本の電力・商社セクターとの直接契約を通じた安定供給の確保が進む。政府のデジタル主権やガバメントクラウド構想の下、日本市場で他のメガクラウドと競合する中で投資が集中する。