キッツがデータ可視化ローコード開発ツールFineReportを導入し、2023年導入以降70種類のアプリを展開。現場の紙中心業務を電子化し、開発生産性は従来比1.5倍となり、海外拠点でのコスト削減効果も報告された。
キッツは荷主バリューテクノロジーとともに、製造現場での紙中心の記録管理や部門ごとに異なるシステムの課題を解消する目的で、データ可視化とDXを推進するローコード開発ツールFineReportを導入した。導入から現在までに70種類のアプリを展開し、現品管理や検査、生産実績、トレーサビリティ管理などの業務に活用範囲を拡大している。現場の情報取得はQRコードとリアルタイム共有で実現され、記録作業の負荷を削減する効果が確認されている。
海外展開を含む運用の拡大が進んでおり、ベトナム工場では多言語対応のFineReportを用いて16システムを構築。iPadやQRリーダーと連携させて現場データを共有・活用できる体制を整え、日本で構築した仕組みを海外拠点へ展開する共通基盤の整備を進めている。導入効果として現場の転記・集計作業の削減や内製化によるコスト削減、開発生産性の向上が挙げられ、海外案件でのコスト削減額は1000万円にのぼるとされる。
今後は現場で蓄積した改善策を標準化し、国内外へ展開する計画。さらにSAP連携を含む統合基盤の活用を進め、日本と海外の両拠点で共通化した運用を推進していく方針が示された。
薄い素材ではなく、具体的な活用領域や効果、海外拠点での適用状況を中心に、今後の展開計画を明確に描いている。