NECは米企業買収に伴う借入金の返済を目的として、5億ドルのドル建て無担保普通社債を5年物で発行すると発表した。発行額は800億円規模で、発行市場はシンガポール証券取引所、払込日は9月1日となる。
NECは26日、5億ドル(約800億円)のドル建て無担保普通社債をシンガポール証券取引所で発行すると公表した。外債調達は31年ぶりで、資金調達先を海外へ拡大して投資家層の拡大を図ると説明している。資金の使途は、米企業の買収に伴い発生した借入金の返済に充てる予定だ。
発行するのは5年債で、年利は5.129%、格付けはS&Pグローバル・レーティング・ジャパンから「シングルAマイナス」を取得している。払込日は9月1日で、外債調達は1995年のスイスフラン建て転換社債以来となる。
NECは5月にソフトウエアを手掛ける米CSGシステムズ・インターナショナルを買収しており、買収関連で金融機関から短期借入金を調達していた。6月には円建ての無担保社債を発行して総額500億円を調達しており、今回の外債発行は借入金の返済を進める狙いがあるとみられる。