フランスの小売大手カルフールは国内の暴動・略奪と夜間外出禁止令の影響を受け、2026年通期の業績予想を下方修正した。営業利益の押し下げ額は最大で2億ユーロに及ぶ見通しで、設備投資の目標も引き下げられた。
カルフールは20日に、国内での暴動・略奪および夜間外出禁止令を踏まえ、2026年通期の業績予想を下方修正した。店舗の休業や盗難・警備強化コストの増加が重荷となり、経営陣は前例のない状況だと説明している。
新しい見通しでは、26年の調整後EPSは従来の1桁台後半の伸びから横ばい〜わずかな増加へ引き下げられ、フリーキャッシュフローも25年比で小幅減少を見込む。グループ全体の設備投資額は17億ユーロから16億ユーロへ削減され、コスト削減目標は10億ユーロを維持する一方で、他の戦略方針は据え置かれた。
第3四半期の国内外での売上は堅調に推移し、税引き前売上高は226.94億ユーロ、前年同期比3.9%増。既存店売上高は2.3%増、食品は2.7%増、非食品は1.1%減。主要市場ではフランス1.2%増、スペイン2.1%増、ブラジル1.4%増、eコマースは18%伸びた。また、被災店舗の営業再開に向けた対応など、影響が今後数週間続く見通しとされた。