オムロンは出資子会社のオムロンベンチャーズを通じてイスラエルのSalvador Technologiesへ出資を発表した。産業用制御システムのバックアップと迅速復旧を支援するCRUの技術提供を通じ、製造現場の安定稼働と事業継続性の向上を目指す。
オムロンは10月21日、出資を通じてイスラエルのSalvador Technologiesに資本参加したと発表した。Salvador Technologiesは産業用制御システムのバックアップと迅速な復旧を支援する技術を提供しており、CRUと呼ばれる復旧用コピーを起動する仕組みを特徴としている。
オムロンは中期ロードマップ「SF2030 2nd Stage」に沿い、製造現場のデータ活用とDX推進を進める方針の下、関連部門と連携してセキュリティ対策・復旧支援の強化を図る。今回の出資は、ファクトリーオートメーション領域への投資の一環として位置づけられている。
また、オムロンベンチャーズによる投資は今期2件目となり、デジタル技術を活用した現場ソリューションの強化を通じ、データサービス事業の競争力向上を目指す。これに関連して、同日付でオムロンは米産業用PCメーカーOnLogic社を含むIL社グループの買収合意を発表している。
発表資料によると、OnLogic買収は米国子会社との逆三角合併を通じて実施され、総額は公表されている金額が「1000億円」とされることが記載されている。買収により同社グループがフィジカルAI開発の推進基盤を拡大する狙いが示唆されている。