INAC神戸の新スタジアム計画が六甲アイランドで進行。土地は神戸市から借り、民間資金で建設・所有、2029年開業を目指す。日常利用を重視した「公園のようなスタジアム」を目指す。
神戸市六甲アイランドの跡地約12ヘクタールのうち、約31000平方メートルを用地として INAC神戸を含む共同事業体に貸与する方針が決まり、優先交渉権者としてウイングトワを代表企業とする共同企業体が選定された。用地の賃料は年間約8270万円、貸付期間は20年間、スタジアムの開業は2029年8月ごろを予定している。
本計画の最大の特徴は「民設民営」という形で、土地は自治体が提供するものの建設・所有は民間が行い、運営は INAC神戸の運営会社が担う点にある。全国的な税金依存を避け、民間の自由度とスピード感を生かすモデルとして位置付けられている。
新スタジアムはINAC神戸のメインスタジアム機能を持つ8000〜10000人規模の球技専用スタジアムのほか、ウェルネス施設、商業施設、ファンスポーツルームを一体化した複合施設となる予定。ピッチ周囲の人工芝エリアを広く設け、平日も子どもらが体を動かせる空間づくりを検討している。
スタジアムのコンセプトは「公園のようなスタジアム」で、日常の来場者が健康増進や地域の賑わいを感じられる場を目指す。将来的には女子サッカーの聖地として、国内外の女子選手が憧れる舞台づくりを進め、WEリーグ開幕戦に間に合うよう建設を進める方針。