リオンは騒音計に残響時間測定機能を追加できる専用プログラム NX-43RV を発売した。新たにインパルス応答二乗積分法に対応し、現場で測定から評価までを完結できるようになった。
リオン株式会社は騒音計に残響時間測定機能を追加する専用プログラム「NX-43RV」を発売した。これにより、測定データの収録から残響時間の算出、結果の信頼性確認までを現場の騒音計一台で実施できる。従来は別途コンピュータでの分析が必要だったが、現場で完結する運用が可能となる。
本製品はISO 3382-2で規定された残響時間測定方法のうち、インパルス応答二乗積分法に新たに対応している。折り紙インパルス音源などを用い、スピーカやパワーアンプを使わずに音響エネルギーの減衰から残響時間を算出でき、ノイズ断続法と併用して測定が行える。
現場での測定効率を高める機能も充実している。最大10回まで自動測定を実行でき、測定結果は自動で平均化され、データ保存先には最大で40回分の結果を蓄積できる。
波形記録との統合も可能で、波形収録プログラム NX-43WR を組み合わせると残響時間測定と同時に音圧波形を記録でき、後処理ソフト AS-70 に活用できる。
主な用途として会議室・教室・ホールなどの室内音響評価や竣工時・改修前後の音響性能確認、吸音対策の効果検証などが挙げられる。関連機材としてノイズ断続法用のパワーアンプやスピーカも提供され、測定システムとして組み合わせ可能である。