モデルナのがんワクチンが後期臨床試験で有効性を示したと発表された。併用療法で再発・転移リスクの低減が確認され、メルクとの共同開発や他薬剤銘柄の好業績情報も伝えられている。
先週の米市場で注目されたのは、モデルナのmRNAを用いたがんワクチンがメラノーマの再発・転移リスクを低減する有効性を後期臨床試験で示したとの発表である。がんワクチンとしての臨床試験結果が初めて良好とされた点が投資家の関心を集めた。併用薬としてキイトルーダの効果を上回る可能性が示されたことも材料視された。
モデルナはこのがんワクチンをメルクと共同開発しており、今回の臨床試験ではメルクのがん免疫療法薬キイトルーダと併用する形で効果が観測された。今後の製品化の見通しが立てば、同社の存続性や将来的な適用範囲が大きく変わる可能性があるとみられる。
一方、イーライ リリィとアムジェンはそれぞれ肥満治療薬関連で好業績を示した。リリィは主力薬の売上増が続き、アムジェンは肥満治療薬の今後の展開が注目されている。これらの動向は医薬品セクターの成長見通しに影響を与える要因として捉えられている。
またiシェアーズ バイオテクノロジー ETF(IBB)も取り上げられ、バイオ銘柄全体の動向や市場の関心を反映する指標として注目された。