日モンゴル首脳が官邸で会談し、チンギスハン国際空港拡張の資金として約1583億円の円借款供与で合意した。安全保障やAIなど新分野での協力も確認され、石油備蓄を含む協力枠組み「パワー・アジア」への関与強化も表明された。
高市早苗首相はモンゴルのオチラル首相と会談し、両政府は安全保障や人工知能など新たな分野で協力する方針で一致した。そのうえで、モンゴル側の要請を踏まえ、チンギスハン国際空港の拡張を支援するため日本が約1583億円の円借款を供与することで合意した。
両首脳は、アジアのエネルギー協力枠組み「パワー・アジア」を通じ、石油備蓄や再生可能エネルギーなどの分野で協力することで合意を確認した。租税条約の締結に向けた交渉を早期に開始することも了解された。
モンゴルは中国・ロシアの影響を受けつつ、日本や米国を“第三の隣国”として重視しており、茂木外相のモンゴル訪問など政府要人の往来が相次いでいる。高市首相は北朝鮮による拉致問題へのモンゴル側の協力にも謝意を示した。