大型連休直前に日銀のレートチェックが伝えられ、ドル円は円安圧力が依然として強い状況が続く。日銀が9月18日の決定会合で政策金利を1.25%まで引き上げたにもかかわらず、円安基調が止まらない背景と、レートチェックが市場に与える影響について解説されている。
9月19日未明、ドル円が円高方向へ急変した局面が報じられ、日銀による「レートチェック」が背景として挙げられた。日銀は前日の金融政策決定会合で政策金利を1.25%まで引き上げたにもかかわらず、円安傾向は継続したとされ、今後の為替介入や株式市場への影響が注目された。
レートチェックは日銀が主要金融機関に現在の為替レート水準を照会し、実際の売買注文を出した上で「ナッシング」と伝える行為で、介入の一歩手前の準備段階と説明されている。市場には介入の可能性を意識づける効果があるとされる。
今回の円安局面では日米金利差の拡大、個人マネーの海外流出、地政学リスク時のドル買い、投機筋のポジションなど複数要因が関与していると分析されている。日銀が利上げを進めても円安を止めきれない状況が続いているとの見方が示された。
市場関係者の解説では、ドル円の水準は以前の164円水準と比べても大きく金利差が拡大しており、単純な利上げだけでは円安の進行を抑えきれないとの見方が示されている。今回の動きはレートチェックの実施を前提とした市場の認識を強めたとの指摘もある。