勝山電気工事は2026年11月に現場から選ばれた大西拓が新社長に就任する。創業40周年を機に、創業家ではなく社員が事業承継を選ぶ形を打ち出した。
創業以来の赤字・債務超過の状況を抜け出し、約30年をかけて下請けから元請けへの転換を進めてきた勝山電気工事は、今期(39期)の売上を7億5,000万円程度と見込んでいる。創業40周年を迎えた2026年9月には、経営基盤の強化と新体制の構築を同時に進めている。
新社長候補の選定は全社員への投票で行われ、回答は自薦を含めた4つの質問を通じて行われた。結果、現専務取締役の大西拓が次期社長に適任と見なされ、約2年の見極め期間を経て就任することとなった。
大西拓は2015年入社後、電気工事士として現場を経て施工管理部門を担当。現場と経営の双方を理解するリーダーとして期待され、今後は「確かな技術力」「電気工事への誇り」「ホスピタリティ」を軸に時代に合わせた挑戦と成長を進める予定。
新体制の下での目標は、42期(2028年)での売上10億円達成と、設備会社・電気工事会社のM&Aを視野に入れた新たな事業展開の検討だ。社員の力を還元し、地域社会への貢献を重視する姿勢は継続される見込み。