上野真吾氏のキャリアは20代の胆力で信頼を得て始まり、30代には相手の思考を理解するマネジを磨く。その後40代には在庫とビジネスモデル改革を推進し、50代にはエネルギー本部長として組織再生に挑んだ経緯が語られます。
20代は資料の正確さを貫き通すことで取引先からの信頼を獲得した経験が記される。その後も相手を理解して折り合いをつける姿勢を培い、信頼を軸にリーダーシップを発揮したことが語られる。
30代では相手の思考プロセスを理解する姿勢を学び、イラン駐在時の部下の助言を受け入れて銀行や申請の実務の流れを解像度高く把握する重要性を認識した。さらに長期契約のための価格交渉でWin-Winの意味を徹底的に理解する経験を積んだ。
40代でロンドン駐在を通じ、鋼管の買い取り中心のビジネスモデルを見直し、在庫と加工を一括管理するJust In Time型の供給モデルへ転換した。需要予測の精度向上や資産効率の最大化を目指し、現場の抵抗を説得して組織変革を進めた。
50代のターニングポイントとして米国ヒューストンでエネルギー本部長への打診を即答で受け入れ、現地での難局を乗り越えた経験がある。2014年の大損失を機に30のマインドセットを策定し組織のかたちを変える取り組みが始まった。
変化の時代を生きる現代ビジネスパーソンへのメッセージでは、好奇心を持ち、挫折を進化として捉える姿勢と構想力・実践力の両輪を30代で磨くべきだという示唆がある。