ハウス食品グループが宮崎県高千穂郷・熊本県奥阿蘇の産地で山椒の産地形成プロジェクトを推進しており、9月中旬から「旬摘み 高千穂郷山椒」のテスト販売をミライハウスで開始した。山椒の実とミルをセットにした専用化粧箱入りで、数量限定の販売となる。
ハウス食品グループは杉本商店・南九州大学・生産者と共に山椒の産地形成を目指すプロジェクトを本格始動させ、これまで協力生産者数はおおむね80程度に拡大した。山椒のポテンシャルと製品展開の可能性を広く探るなか、2027年の製品本格販売を目指している。
今回のテスト販売では宮崎県高千穂町で収穫された山椒を使用し、6〜8月にかけて収穫された中でも6月に収穫した緑色の実を選別。乾燥後も色味を保つよう加工し、14gの山椒とミルをセットにした専用化粧箱で販売。価格は税別希望小売価格3222円で、山椒を挽くたびに香りとしびれを楽しめる製品として紹介された。
さらに和食の料理人・野﨑洋光氏が本製品を使用したレシピを提案し、宮崎県と熊本県の地元スイーツショップが山椒を活用したスイーツを数量限定で発売。山椒を家庭で気軽に活用できるよう動画や使い方が案内され、オンラインファンコミュニティやカモンハウスの「トークのお部屋」などの取り組みも実施された。
9月中旬からのテスト販売開始に合わせ、山椒の交流イベントやスパイスマスターによる知識紹介などの機会が提供され、購入者向けのキャンペーンやレシピ紹介が実施された。今後も山椒の産地ブランド化を推進し、27年の製品化本格化へ具体的な動きを続ける予定である。