メタリアルと連結子会社のロゼッタは、東証プライム市場上場企業を対象に決算短信の英訳を完全自動モードで3カ月間無料提供する申込受付を開始した。
背景として、東京証券取引所が2025年4月からプライム市場上場企業に決算情報と適時開示情報の英文同時開示を原則義務化したことが挙げられる。英文開示の普及は進んでいるものの、全文英訳まで到達している企業は一部にとどまり、翻訳後の人による確認作業の負担が要因とされている。これに対応する形で、メタリアルは英訳支援の申込受付を開始した。いずれにせよ、英文開示の負担軽減と品質確保を両立させる取り組みが注目されている。
プログラムの概要として、申込期間は2026年10月14日から12月31日までで、四半期決算短信が主な対象となる。用語集の取り込みや社名・事業名・セグメント名の表記揃えに対応し、利用には参考対訳の登録が必要。決算短信はMetaRozettaの完全自動翻訳Lv4適用条件に含まれる法定開示書類とされ、品質は社内検証で誤訳が極めて低いとされるが、詳細は後日公表予定である。
運用上の留意点として、決算短信の英訳は人手による最終チェックを完全には排除せず、英文開示の判断責任は各社に残るとされている。15日開示予定の決算短信からは最高精度モードで英訳され、引き続き人手修正を加えずに開示される見通しだが、どこまで自動化するかは企業の判断に委ねられる。