ティム・クック氏がアップルのCEOを退任し、後任にジョン・ターナス氏を迎える体制移行が正式に伝えられた。退任日と今後の体制、後任の背景に関する要点がまとめられている。
アップルのティム・クック氏は、2011年に就任して15年にわたり同社を率いたが、8月31日を最終日としてCEOを退く。9月1日付で退任となり、今後は取締役会長として在籍する予定だという。
後任はジョン・ターナス氏が就任する。ターナス氏は2001年にアップルへ入社し、ハードウェアデザイン部門を経て2021年には同部門の上級副社長(SVP)に就任、iPhoneやiPad、Mac、AirPodsなどのハードウェア開発を統括してきた。
TechCrunchは、ターナス氏の就任が次の時代にハードウェアと製品開発を前面に押し出す動きを示すとの見方を示している。既に超薄型のiPhone Airや低価格MacBook Neo、AirPodsの新機軸などが案に挙がっている。AI需要を背景に新型Mac miniとMac Studioの発売も早まっているとの指摘もある。
Bloombergによると、クック氏のメモにはAIやサービスなどの具体的方針には多くが語られていなかった一方で、アップルを率いた機会への感謝と、世界をより良い場所にするという企業文化の重要性が強調されていた。
クック氏は今後も取締役会長としてアップルに留まり、App Storeの運営はエディ・キュー氏が監督するサービス部門へ移管される計画も示されている。シラー氏も同日、アップルの役割を退くことを発表しており、今後の人事動向にも注目が集まっている。