東京大学松尾研究室発のパンハウスと戦略コンサル ZeNo Consulting が協業を発表し、AI戦略の立案から現場での実装・定着までを一気通貫で支援する体制を整えた。
パンハウスとZeNo Consulting は、企業の生成AI活用を経営戦略の整理から業務改革、PoC、AIソリューション・AIエージェント開発、現場定着まで一気通貫で支援する協業を開始した。両社が目指すのは、単なるAIの導入ではなく、経営課題や業務課題を定め、それを現場で使われる仕組みに落とし込み成果へつなげることだ。
協業の背景として、総務省の情報通信白書を引用した現状分析が挙げられている。日本企業の86.4%が一部業務で生成AIを利用している一方で、組織的な業務変革には至っていない企業が約3割弱にのぼる。課題として、AI活用の適用範囲の特定や本番実装、セキュリティ・データ連携といった障壁が指摘される。
両社の役割は、それぞれの専門性を組み合わせ、構想から実装までを一つのチームとして支援する点にある。戦略だけで終わらせず、現場で使われるAI実装へ落とし込むことを特徴としている。
初回の支援として「AI活用診断」を実施。経営課題・事業課題・現状の業務フロー・AI活用状況・既存システム・データ・セキュリティ制約を整理し、可能な場合はその場で活用イメージや簡易モックを提示。最短5時間程度で初期仮説・ユースケース・実装ステップ・概算ROIを整理して提案する。