宝ホールディングスは米国子会社タカラバイオUSAの会計処理を調査し、意図的な不正会計は確認されなかったと公表した。決算は約2カ月遅れて開示され、売上高は1032億円、営業利益は29億円、純利益は36億円となった。
宝HDは米子会社タカラバイオUSAの会計処理に不明点があるとして監査法人が指摘していた問題を、弁護士等を交えた調査の結果、意図的な不正会計は確認されず、単なる会計処理の誤りにとどまったと説明した。公表の遅延は関係者への配慮を要因にしているとしている。
決算発表は2026年4〜6月期決算で、売上高1032億円(前年同期比10.6%増)、営業利益29億円(同14.7%減)、純利益36億円(同12.4%減)だった。決算の遅延があったものの、業績への影響は軽微とされ、過去の決算の訂正も不要との見解を示した。
宝HDの筆頭株主であるバリューアクト・キャピタルは22日に臨時株主総会招集を請求し、取締役会の経営監督機能を問う見解を表明。外部取締役3人の解任を求めており、経営陣への監督機能強化を求める動きを示している。
決算説明会で宇佐美昌和広報・IR部長は決算発表の遅れを謝罪し、バリューアクトの株主提案については意見を真摯に受け止めつつ、今後の対応を慎重に検討すると述べた。