冷戦終結後の35年で、米国中心の秩序が揺らぎ、G1/G2/ゼロと呼ばれる勢力構造の変化が進む。ポストモダンからAI時代へと移行する中、さまざまな新語の背景と現実の動きを読み解く。
11世紀末以降の世界を映す語彙として、ポストモダンや例外主義、体制転換などが挙げられ、冷戦後の国際秩序の変化を「背景」として整理する。ソ連崩壊後の一極体制から、米国主導のグローバリゼーションやグローバル経済の発展が進む一方で、覇権構造の二極性や新興国の台頭が語られる。
1991年の冷戦終結以降、米ソの対立構造は解体され、米国が相対的に優位を占める状況が続くとされる。これを受けてポストモダン思想の拡散とともに、ユーフォリアや例外主義、体制転換といった概念が世界の政治・経済を動かすと説明される。
2001年以降の介入主義とレジームチェンジの動きが強調され、ジョージア・ウクライナ・エジプトなどで親米政権の転覆が相次ぎ、対米警戒を高める動きが生じたと指摘される。こうした動きは今の中ロ北朝鮮の連携やグローバルサウスの台頭へと影響している。
グローバリゼーションの進展とバブル的な経済拡大の歪み、AI時代の到来による雇用影響、言説の劣化と混沌の時代の到来が論じられる。最終的にヒューマニズムを救いの旗印と位置づけ、地球防衛のような共通課題まで含めた未来像が示される。