PwC JapanグループはM&Aの現場でAIを活用して価値を生む力を総合的に評価するAIデューデリジェンスAI DDを開始した。AIケイパビリティを企業価値の決定要因として位置づけ、技術だけでなくデータ、人材、組織、収益結びつきまで含めて評価する。
AIは企業の競争力を左右する経営資産として認識されつつあり、PwC Japanグループは2024年にAIデューデリジェンスAI DDを開始した。買収後の価値創造を左右する能力としてAIを総合的に評価する動きが広がっている。
AI DDではAIの技術やデータだけでなく、それを事業に活かす人材や組織、収益と顧客価値につなげる仕組みの有無も含めて評価する。従来のITデューデリジェンスと比べ、AIを用いた価値創出の可能性を見極める点が重視される。
2024年12月から実施を開始し、2025年にはエージェント型AIへの注目が高まったことで、AIが業務プロセスやビジネスモデル、産業構造を変えるとの認識が広がっている。AI DDはビジネスデューデリジェンスやオペレーショナルデューデリジェンスと一体で行うことが望ましいとされ、技術だけでなく市場性や事業モデルと合わせて評価することが強調されている。
PwCの加藤靖之氏は、AIケイパビリティの重要性を強調し、長年の戦略策定・M&A支援の経験を踏まえAI時代の投資判断や価値創造アプローチの高度化を推進すると述べている。