明日の株式相場は前日比の下落でスタート。エヌビディア決算の好感材料はある一方で市場全体の盛り上がりは限定的で、中小型株を中心とした防御的な動きが意識されている。
27日の東京株式市場では日経平均株価が130円安と3日ぶりに反落し、寄り付き直後に上げ幅を7割程度まで伸ばしたが結局は下げに沈んだ。日足は陰線で75日移動平均線が上値を圧迫し、TOPIXは小幅に6日続伸した。8月中はここまで4営業日しか下げておらず、底堅さを保っている。
エヌビディアの決算は売上高と純利益が前年同期比2倍超となり、8~10月期の見通しを市場予想以上に引き上げた。時間外取引で同社株は一時5%超上昇する場面もあり、生成AI関連需要の強さを改めて示したと評価されている。一方でアドバンテストは先回り買いの利食いを迫られ、ディスコも冴えない動きとなった。
9月相場へ向けた市場環境は不透明さを増しており、FRBのウォーシュ議長の講演が日本時間8月28日深夜に予定されていることから手控えムードが強まる公算が大きい。海外情勢の不確実性から金利の不安定さが続く可能性があり、個人投資家は中小型株を中心に防御的な運用を模索する展望が示唆されている。
防衛関連銘柄として豊和工業、技研製作所、大日精化工業が足元で動きを見せ、9月の相場環境下での新材料・テーマ株の動向が注目されている。近日公表された国内外の経済指標スケジュールでは、7月完全失業率・有効求人倍率・東京都区部CPI等が予定されている。