HPCシステムズの小野鉄平社長は、量子時代の到来を見据え、研究開発を加速する高性能計算環境を提供してニッチトップへ成長させる方針を語った。同社はHPC事業とCTO事業を軸に、大学官公庁と民間の研究開発部門を問わず顧客環境の最適化を支えると述べた。
HPCシステムズの社長である小野鉄平氏は、現代の研究開発には膨大なデータ処理と高度なシミュレーションを支える計算環境が不可欠だと説明し、同社が研究開発の最前線を支える黒子として独自のポジションを築いてきたと語った。
同社のビジネスは主にHPC事業とCTO事業の2つが中心で、HPC事業は大学・官公庁の科学技術計算向け機器の開発・製造・販売を担い、CTO事業は産業機械向け組込計算機の開発・製造・販売を担当していると説明されている。車に例えると、速さを追求するFIと耐久性を重視するジープのような位置づけだという。
顧客構成については、大学・官公庁が約3割で、民間企業が約7割とされ、AA社などの研究開発部門だけでなく自動車・航空宇宙・素材開発・気象予測・創薬など幅広い分野でHPCの活用が増えているとされる。
量子コンピュータの開発を巡る動きが活発化しつつあり、AIの普及で研究開発の競争力を左右する高性能計算環境の重要性が高まる中、本格的な開発・普及が期待されている。HPCシステムズはこの潮流の中で技術の底支えを続ける方針とされる。