香川県の木材加工企業マルトクが日創グループとM&Aを行い、グループシナジーを活かして新製品開発を加速させ、現場の意識改革が進んだ様子を報じる。現場のリーダーが共闘体制を築き、ルール整備と見える化を進めた。
香川県高松市の株式会社マルトクが2024年に日創グループ株式会社(当時・日創プロニティ株式会社)とM&Aを実施して以降、グループ内の資源を活用した新製品開発や現場の意識変革が進んでいる。生産工場課長の石川心基氏と日創グループの福田宗太郎氏が、統合の経緯や現場の変化について語っている。
統合後は棚卸しを徹底するなど経営の見える化を進め、日創グループの上場会社としての規程に沿う運用を導入した。現場の反発はあったが、製造課長が前に出て実務で手本となることで受け入れが進み、ルールの重要性を共有する取り組みが広がった。
新製品「Crafree(クラフリー)」は、金属加工・タイル・木材を組み合わせた住宅設備ブランドとして展開され、グループ内の他社との連携を強化する契機となった。展示会でプロからの好反応を得られ、グループ間の受注機会拡大にも寄与している。
現場の意識変化として、納期・品質の向上や月次モニタリングの定着が挙げられ、営業にも計画的訪問が定着するなど「自走」を促す変化が現れている。樹木キャラ占いなどの新しい取り組みが、社内コミュニケーションの活性化にも寄与した。
M&Aの本質は人と人の関係性の醸成にあるとの認識のもと、親会社・子会社の境界を越えた協業体制を維持しつつ、現場主導での改革を進める方針が示された。今後もグループ内での協業を通じた新たな事業展開が期待されている。
出典元はM&Aキャピタルパートナーズの公式媒体であり、マルトクと日創グループの協働による現場改革と新製品開発の事例を伝える。