AI時代の進展でデスクワークが縮小する一方、現場仕事であるブルーカラーの需要が高まり、年収1000万円クラスも見込まれる職種が出てきている。こうした動きは日本が仕事の価値を再評価する機会になるとの見方がある。
ブルーカラーの需要が高まり、現場系の新卒採用を強化する企業が増えているとの指摘がある。深刻な人手不足と賃金上昇の機運が背景にあり、若者の就職選択肢としての新たな流れが生まれている。
一方、日本はIT産業の遅れや他国の後塵を拝しているとの見方もあるが、これは日本が仕事の価値を見つめ直す機会だという認識も示されている。過去の経済状況や技術の受容史を踏まえ、現代の働き方を再評価する動きが強調される。
1990年代以降の“失われた30年”の中で賃金伸び悩みが続く一方、海外ではGoogleやAmazonなどIT企業が成長を続け、日本のIT技術育成には課題が残るとされる。Winny事件は日本のIT産業の成長を妨げたとして取り上げられ、技術の社会受容と育成の難しさを示唆している。
生成AIやSNS、動画プラットフォームの普及で個人の新たな収入源が増えるが、社会にどのような価値を生み出しているかが見えにくくなる点が指摘される。車の製造と販売のような実体的な産業と、広告最適化AIのようなサービスの社会価値を比較する議論が展開される。
結局は、ITと現場のどちらが優れているかではなく、仕事によって何が生まれるのかが重要だという観点が強調されている。ブルーカラー回帰は働くことの原点を再考させ、日本が価値創出の基本に立ち返る契機となる可能性がある。